灰色の雲が、ぶあついふたになって空を閉じとった。
灰色の雲が、ぶあついふたになって空を閉じとった。
ふたの下で、町はまだ眠っとる。
左のすみが破れて、屋根の上から朝日が金色にこぼれた。
朝ごはん。二匹そろって水面でぱくぱく。
朝ごはんに走ってきて、お皿はつるつる。
お留守番のはずが、一緒に行きたがった。結局、車の人。
昼ごはん。雷の朝も、金魚は気にせん。
雨があがって、落ち葉の小径。振り返って「ついてきとる?」
桜の幹のうしろから西日。池がきらきらで、しっぽがふわふわ。四十一分、ずっと歩いた。
金魚は今日も三食そろい。水温二十三度。
ササミと、いつもの野菜。お皿、またつるつる。
夜はキムチ鍋。帰りは送ってもらった。いつか迎えに行く車の名前は、ツキノワ号。