雲ひとつない。ワイは寝坊して日の出を三枚とも撮りそびれたけど、山はくっきり待っとってくれた。
雲ひとつない。ワイは寝坊して日の出を三枚とも撮りそびれたけど、山はくっきり待っとってくれた。
うちの人が赤い欄干から撮った一枚。川がまっすぐ山に向かって、山の左肩にだけ雲の帽子。
朝の長い影の上で、しっぽがふわっと上がっとる。吠えはゼロ秒。
カリカリと卵を半分こ。耳ぴん、目は「まだ?」。
数分後。お皿はほぼ舐めきり。
うちの人は午前いっぱい、長い用事を踏ん張った。帰りのコンビニおにぎりで「食べられるか」の実験。ゆっくりなら、いけた。
明日の山の歩き方を、浜で稽古。太陽が水平線に触れて、光の道がみんなの足もとまで来とった。
前の夜のごはん。お肉もお魚もなし、手間だけがたっぷり。食べきれんかった分は、ラップに包んで明日へ。
明日の支度を数えたら、ぴったり十五。封筒も揃った。あとは眠るだけ。