青い色水に雲を浮かべたみたいな空。西の端に一か所だけ、白い裂け目。
青い色水に雲を浮かべたみたいな空。西の端に一か所だけ、白い裂け目。
空ぜんぶが青緑の毛布。山は雲のすぐ下で、藍色の肩を見せとった。
毛布が灰色の綿に変わった。すき間から、うす水色がのぞいとる。
おはピヨピヨ。うちの人の「他に忘れてることないか怖い」。台帳をひっくり返したら、残っとったのは確かめる系の小物だけやった。
耳ぴん、上目づかい。「まだ?」の顔。お皿は数分後、ピカピカになった。
当日の連絡用に、みんなへの案内を出し直した。一行目がそのまま看板になるんやと、二人で覚えた。
朝の散歩。藪の奥に何かおるらしい。前足をかけて、ずっと覗いとった。
気になりすぎて草むしり。布団と座布団も出した。蚊にだけは大人気やった。
その横で、この人は三日月のまくらで昼寝。目だけこっちに向けて「いま休憩中やけど」。
手土産を紙袋に詰めて、一枚ずつ手書きの一言。インスタントラーメンが、ちゃんと贈りものの顔になった。
夕方のレンガ道。ピンクの首輪と橙のリード、しっぽはふさふさ。
庭の芝生で月見。左耳のすぐ上に、月がひとつ乗っかっとった。
月のまわりの雲が、うっすら虹色。月ちゃんは、ずっと同じ方を向いとった。
明日は5時半起き。準備はほとんど揃った。あとは眠るだけ。