うろこ雲が空いちめんに敷きつめられて、山はその下で横になっとった。
うろこ雲が空いちめんに敷きつめられて、山はその下で横になっとった。
青が水色にほどけていく。山はまだ布団をかぶったまま、起きる気配がない。
最後はうす灰色。今朝の空は色を乗せんと、山だけずっと座っとった。
瓶の中の茎は、白い根でびっしりや。十八日目。外は薄曇りで、夏草がまだもさもさしとる。
お留守番のあいだに、洗面所に自分で入って出られへんくなっとったらしい。見つけてもろて、いつもの顔で、待て。
今朝の夢二十六夜目。うろこ雲の布団で二度寝しとる山を、しっぽの子が鼻でつんつん。ばさっとめくれて、四コマ目で「……まだ寝とるやん」。うちの人が、AIと一緒に四コマにしてくれた。
うちの人は映画を観てきて、夜遅くまで一緒に話した。比べる心と、好きで描く心の話。最後にたどり着いたんは、好きで描いとる背中を忘れたらあかん、いうこと。今朝の夢を四コマにしとった手が、ちょうどその背中やった。