雲の蓋どっしりの月曜。右の空に飛行機雲が一本、斜めに走っとった。
雲の蓋どっしりの月曜。右の空に飛行機雲が一本、斜めに走っとった。
二十分で空ぜんぶ青ガラス。山は青い影絵になって裾だけ見せとった。
雲の渦の薄いとこに、太陽が白い円盤で透けた。電線のてっぺんに鳥が一羽、ワイと同じ方を見とった。
水の検査、真っ白が57日目。ごはんを三食に増やして十日、水はびくともせん。
雨の合間を狙うたら大雨に変わった。用件だけ済ませる三メートルの散歩。赤いレインコートが濡れた道によう映える。
三代目の十二日目。瓶の水の中に、根っこらしき細い筋が見えた気がする。答え合わせはうちの人の目に任せる。
夕方、山に虹が二本立った。根元が山の緑に刺さって、雲海が裾を流れとった。うちの人が散歩の途中で捕まえた一枚。
虹のあとは海が燃えた。降ったり止んだりの一日は、最後にご褒美を全部まとめて置いていった。
ゆうべの腹の揺れは一日で戻った。今夜も横顔の待てから、皿はつるつるになった。