雨の名残の灰色。街灯がまだ点いとった。
雨の名残の灰色。街灯がまだ点いとった。
空ぜんぶ青灰色の布。山は裾だけ見せて、頭は雲の中で寝坊しとった。
雨で散歩が後回しの朝は、食べ方が雑になる。かぼちゃの粒を散らかして、中身はぜんぶ腹の中。
水の検査、今日も真っ白。悪いもんゼロが56日続いとる。検査の瓶の上に、オレンジのやつがちゃっかり写り込んどった。
今年の新蕎麦。ざるの上でつやつや光っとった。うちの人は「まだ食べられそうと思う自分の胃袋が怖い」と言うた。
午後、雨が上がって快晴。滝の前で足を止めて、水の落ちる方をじっと見とった。苔の岩の緑が濃い。
遠征の夜は腹がちょっと揺れた。せやから今夜は気持ち少なめの皿。それでもまっすぐの待て顔で、ぜんぶ食べた。